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カオサンロード




++++ カオサンロード ++++


お決まりのカオサンロード(笑)

かたくなにカオサンには泊まらない!って言う人も沢山いるみたいだけど、私はあのいろんな文化ごちゃ混ぜ!!でもなぜかインターナショナルという言葉は似合わないカオサンロードが結構好きだ!

初めてカオサンに泊まったのは親友と女二人旅をしたとき。

タイに来る前にストップオーバーで寄った香港で思いのほかお金を使ってしまったこともあり、非常に貧乏だった私達。

カオサンについて宿を5,6件は回ったかなぁ??重たいバックパック背負いながら・・・

細かい値段は忘れちゃったけど、一番安いところに決めたその宿は確か100円くらいだったような記憶がある。

後に見たレオナルドディカプリオ主演の映画、“ビーチ”に一番最初に出てきたバンコクのゲストハウスがその宿にそっくりだった。
もしかしたら同じ宿???

裸電球の電気をつけても薄暗いその部屋。
でも、薄暗くて良かったのかもしれない。
きっとカンカンに明るい蛍光灯の下だったら見たくないいろんなものが見えちゃってそのまま回れ右して帰っちゃったかも・・・

そのくらい怪しげな雰囲気をかもし出している部屋でした。

変な虫とか見ちゃったら絶対に寝付けなくなるからマットレスの上も、ベッドの下も、部屋の隅も見ない!!
横になったらすぐに目をつぶり必死に眠りにつきました。

この宿、お風呂場がまたすごかった!
共同のシャワールームにはトイレも併設され、トイレの横にはでっかいゴミ箱。

タイは紙を流すようにトイレが作られていないため、外国人用にゴミ箱が横に置かれているトイレが多いのです。
タイ人はもちろん水をすくってジャバジャバ・・・
慣れるとコチラのほうが気持ちがいいんですけどね!!

話しを戻してバスルーム・・・
その高さ腰ほどまである妙にでかいゴミ箱の中には当然トイレで使用されたと思われるティッシュがあふれんばかりに入っていた。
中には茶色のブツが付いているものまで・・・・

ここでもまた余計なものは見ない!のポリシーを貫きシャワーをひねる。
髪を洗い始めてしばらく経った頃だろうか・・・
排水溝から水がきちんと流れず、床に水がたまり始めた。

排水溝を見ると他人の髪の毛がこれでもか!というくらい絡まり、それが何であるかは想像したくないカッテージチーズのようなものが髪の毛に絡み付いている。

全裸で頭は泡だらけの私。
泡違いで阿波踊りのように片足づつひょこひょこあげながら必死に頭の泡を落とすと一目散にシャワールームから逃げた。

髪の毛はびしょびしょでバスタオル一枚巻きつけた自分の姿を廊下の鏡で見たらまだ顔や肩に泡が沢山残っていた。

鏡の中から覗く自分の顔は今起きたことをまだ頭の中で消化しきれていない呆然とした顔をしていた。

しばらくバスタオル一枚で廊下につっ立ってた私は、廊下にあった流しで体についた残りの泡を流しながらその宿での最初で最後のシャワータイムを終えたのでした。

それ以来、バンコクでは宿代にお金を奮発するようにしている。
サイアム何とかって名前だったかなぁ・・・???
名前も値段も忘れちゃったんだけど、通りを入ってすぐのゲストハウスがそれからの私のご用達の宿。
確か日本円で500円くらいだったような記憶がある(それでもやすいよね!)

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